けんせつる
橋の上の舗装って、ふつうの道路と何が違うの?
なんで防水層やグースアスファルトが出てくるの?
この記事の要点
橋面舗装は、橋の床版の上に施す舗装です。交通荷重や雨水・温度から床版を守る役目があります。
一般道路との大きな違いは、床版を水から守る防水層と、床版と一体化させる接着層を設けることです。鋼床版にはグースアスファルトが使われます。
橋の上の舗装は、地面の上の道路と作りがちがいます。下にあるのが土ではなく、橋の床版だからです。
橋面舗装とは、橋の床版の上に施す舗装で、交通荷重・雨水・温度変化から床版を守り、車が快適に走れるようにするものです。
一般の道路舗装は路盤の上に舗装しますが、橋面舗装は床版の上に直接施します。床版に水がしみ込むと鋼やコンクリートが傷むため、防水が特に重要になります。
大きな違いは、床版を守るための層を設けることです。床版と舗装を一体化させる接着層と、水の浸入を防ぐ防水層を設けるのが一般的です。一般の舗装の構成にある路盤はなく、床版の上に直接これらの層と舗装をつくります。
鋼の床版(鋼床版)の橋面舗装には、グースアスファルトがよく使われます。グースアスファルトは、高温で流動性のある混合物を流し込んで敷きならす舗装で、空隙が非常に少なく水密性(不透水)が高いのが特徴です。さらにたわみへの追従性に優れ、橋がたわんでもひび割れにくく、防水層としての効果ももちます。
混同しやすい用語
グースアスファルトと一般のアスファルト混合物
一般のアスファルト混合物はローラで転圧して締め固めますが、グースアスファルトは高温で流し込んで敷きならし、転圧しなくても緻密で不透水な層になります。たわみ追従性と水密性が高く、鋼床版の橋面舗装に向いています。
問題:橋面舗装では、床版を水から守るために防水層を設けるのが一般的である。
〇か×か。
答え:〇
床版に水がしみ込むと傷むため、接着層とともに防水層を設けます。
問題:グースアスファルトは、ローラで強く転圧して締め固める舗装である。
〇か×か。
答え:×
グースアスファルトは高温で流し込んで敷きならす舗装で、転圧しなくても緻密で不透水な層になります。
問題:グースアスファルトは水密性とたわみ追従性に優れ、鋼床版の橋面舗装に用いられる。
〇か×か。
答え:〇
空隙が少なく不透水で、たわみにも追従するため、鋼床版橋面舗装の基層などに使われます。
橋面舗装は、橋の床版の上に施す舗装で、床版を交通荷重や水から守ります。
床版を守る防水層・接着層を設ける点と、鋼床版にグースアスファルトを使う点が、一般の道路舗装との違いです。
あわせてアスファルト舗装の構成、鋼橋の防食も確認すると、橋の舗装と保護がつながります。
参考資料
※ 構成・工法は標準的な考え方です。条件により変わるため、最新の資料で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年6月
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過去問での問われ方
橋面舗装の施工として問われます。過去問では、橋面防水層を施工して水の影響を除く、橋面舗装にグースアスファルト混合物を用いる、といった形で出ています。
橋面舗装は床版を水から守る防水層を設け、鋼床版にはグースアスファルト(水密・たわみ追従・流し込み)を使います。一般の路面舗装と同じ扱いにしないことに注意します。