ゼロから学ぶ土木施工管理

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最大粒径とは?アスファルト混合物の20mm・13mmの違い

けんせつる

けんせつる

混合物の20とか13って、何の数字?

粒径が大きいと舗装はどう変わるの?

この記事の要点

最大粒径は、アスファルト混合物に使う骨材のうち最も大きい粒の大きさです。20mmと13mmがよく使われます。

粒径が大きいほど耐流動性や耐摩耗性に優れ、小さいほど耐水性やひび割れ抵抗に優れます。混合物の名前の数字でもあります。

アスファルト混合物には「密粒度20」「密粒度13」のように数字が付きます。この数字が、骨材の最大粒径(mm)です。

最大粒径とは、アスファルト混合物に使う骨材のうち最も大きい粒径のことで、よく使われるのは20mmと13mmです。

同じ密粒度アスコンでも、最大粒径が20mmか13mmかで性質が変わります。大きいほど骨格がしっかりして変形に強く、小さいほどきめ細かくひび割れや水に強くなります。

最大粒径による違い

最大粒径 優れる性質
20mm(大きい) 耐流動性・耐摩耗性・すべり抵抗性
13mm(小さい) 耐水性・ひび割れに対する抵抗性

さらに大きい最大粒径25mm以上の粗骨材を使うものを大粒径アスファルト舗装といいます。骨格が強固になり、耐流動性と耐摩耗性が向上するため、大型車が多い道路などに使われます。

施工での目安

最大粒径は施工の厚さにも関係します。たとえば補修のすりつけでは、すりつけの最小厚さを粗骨材の最大粒径以上とします。粒より薄く敷くと、骨材がうまく並ばず仕上がりが悪くなるためです。

混同しやすい用語

コンクリートの「粗骨材の最大寸法」との違い

言葉が似ていますが、アスファルト混合物では「最大粒径」、コンクリートでは「粗骨材の最大寸法」と呼ぶのが一般的です。コンクリートの最大寸法は配合で扱い、鉄筋のあきやかぶり、部材寸法から制限されます。場面で呼び方と考え方が分かれます。

過去問での問われ方

アスファルト混合物の種類や施工として問われます。過去問では、補修のすりつけ最小厚さは粗骨材の最大粒径以上とする、という形で出ています。

最大粒径が大きいほど耐流動性・耐摩耗性、小さいほどひび割れ・耐水性に優れます。大小と性質の対応を逆にしないことに注意します。

理解度チェック

問題:アスファルト混合物の最大粒径が大きいものは、耐流動性や耐摩耗性に優れる。

〇か×か。

答え:

粒径が大きいほど骨格が強く、耐流動性・耐摩耗性・すべり抵抗性に優れます。

問題:最大粒径13mmの混合物は、20mmのものより耐流動性に優れる。

〇か×か。

答え:×

耐流動性に優れるのは粒径が大きい20mmです。13mmは耐水性やひび割れ抵抗に優れます。

問題:補修のすりつけの最小厚さは、粗骨材の最大粒径以上とする。

〇か×か。

答え:

粒より薄く敷くと骨材が並ばないため、すりつけ最小厚さは最大粒径以上とします。

まとめ

最大粒径は、アスファルト混合物の骨材の最も大きい粒径で、20mmと13mmがよく使われます。

大きいほど耐流動性・耐摩耗性、小さいほど耐水性・ひび割れ抵抗に優れ、25mm以上は大粒径アスファルト舗装です。

あわせてアスファルト混合物の種類アスファルト量も確認すると、混合物の選び方がつながります。

参考資料

  • 公益社団法人 日本道路協会「舗装施工便覧」
  • 一般社団法人 日本アスファルト協会

※ 粒径・性質は標準的な考え方です。条件により変わるため、最新の資料で確認してください。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

土木施工管理技士試験で過去に問われた用語・数値・施工手順を、官公庁の仕様書や日本道路協会の便覧に照らして整理しています。

「建築学生が学ぶ構造力学」(kentiku-kouzou.jp)を運営。著書「わかる構造力学」(工学社)。

過去問解説

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