令和5年度(2023年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(前期)No.57は、ネットワーク式工程表について記載した文章中の空所に当てはまる語句の組合せを選ぶ問題です。図中の作業A〜Gは作業内容、数字は作業日数を表します。各作業の日数はA5・B5・C6・D4・E8・F7・G4(日)です。
クリティカルパス(所要日数が最も長い経路)は作業A→C→E→Gを通り、工期は23日間になります。クリティカルパス上の作業は作業C・作業Eです。作業F(7日)は、並行する作業E(8日)より1日短い経路にあるため、1日遅れても全体の工期には影響しません。作業日数の短い作業B(5日)や作業D(4日)を、並行する作業C・作業Eの代わりにクリティカルパスと取り違えないことが問われます。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢2(作業C・作業E/1日/23日間)
| 空所 | 当てはまる語句 | 解説 |
|---|---|---|
| クリティカルパス上の2作業 | 作業C・作業E | 最長経路 A→C→E→G 上の作業 |
| 作業Fが遅れても工期に影響しない日数 | 1日 | F(7日)は並行するE(8日)より1日短く、余裕が1日 |
| 工程全体の工期 | 23日間 | クリティカルパス長 5+6+8+4=23日 |
ネットワーク式工程表の工期は、開始から終了までの経路のうち所要日数が最も長い経路(クリティカルパス)で決まります。この工程では、作業A→C→E→Gの経路が最長です。
最長はA→C→E→Gの23日なので、工期は23日間、クリティカルパス上の作業に作業C・作業Eが含まれます。作業F(7日)は作業E(8日)と並行する経路にあり、8−7=1日の余裕(トータルフロート)があります。したがって作業Fは1日までなら遅れても工期に影響しません。作業日数の短い作業B・作業Dをクリティカルパスとした選択肢や、工期を22日間とした選択肢は当てはまらず、正しい組合せは選択肢2です。
問題:ネットワーク式工程表の工期は、開始から終了までの経路のうち所要日数が最も短い経路で決まる。
〇か×か。
答え:×
工期は、所要日数が最も長い経路(クリティカルパス)で決まります。最も短い経路ではありません。
問題:作業E(8日)と並行する作業F(7日)は、何日遅れると全体の工期に影響し始めるか。
(クリティカルパスはA→C→E→G=23日間)
答え:2日遅れると影響する(1日までは影響しない)
Fの余裕は8−7=1日です。1日の遅れまでは工期に影響せず、2日遅れると経路がEを上回り工期が延びます。
出典・参考資料
※ 問題文・図は転載していません。作業の結線・日数は公式サイトの図で確認してください。
※ この記事の確認日:2026年7月
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