令和7年度(2025年)2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)No.53は、保護帽の使用に関する問題です。4つの記述のうち、最も適当でないものを1つ選びます。
保護帽は、頭部を守るための保護具です。使うときは表示のあるものを選び、勝手に改造せず、あごひもをきちんと締めて、ヘッドバンドを頭に合わせて調整します。ここまではどれも正しい扱いです。
分かれ目は、大きな衝撃を受けた後の扱いです。一度でも大きな衝撃を受けた保護帽は、外観に異常がなくても使用せず、交換します。衝撃で内部の性能が落ちていて、次に衝撃を受けたとき頭部を守りきれないためです。「外観に異常がなければ使える」とした記述が誤りになります。
※ 問題文そのものは、全国建設研修センターが公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢4(最も適当でない記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 表示の確認 | ○(正しい) | 見やすい箇所に製造者名・製造年月等が表示されたものを使う |
| 2 改造の禁止 | ○(正しい) | 勝手に改造・加工したり、部品を取り除いてはならない |
| 3 あごひも・ヘッドバンド | ○(正しい) | ヘッドバンドを頭に合わせて調整し、あごひもをきちんと締める |
| 4 衝撃後の使用 | ×(誤り) | 大きな衝撃を受けたら外観に異常がなくても使用しない(交換する) |
保護帽は、衝撃を受けると帽体やハンモック(内装)が変形・損傷して、衝撃を吸収する性能が落ちます。この低下は外から見て分からないことがあります。
そのため、一度でも大きな衝撃を受けた保護帽は、外観に異常がなくても使用せず、新しいものと交換します。見た目が無事でも、次に衝撃を受けたときには頭部を十分に守れないおそれがあるためです。選択肢4は「外観に異常がなければ使用できる」としており、この扱いに反します。あわせて、衝撃を受けていなくても、樹脂の劣化を見込んで交換の目安(熱可塑性樹脂は3年、熱硬化性樹脂は5年など)が定められています。
この問題に出た保護帽の扱いを、正しいものと誤りに分けると次のとおりです。衝撃後の扱いが引っかけになります。
| 場面 | 正しい扱い |
|---|---|
| 選ぶとき | 製造者名・製造年月などの表示があるものを使う |
| 手入れ・整備 | 勝手に改造・加工しない。部品を取り除かない |
| 着用 | ヘッドバンドを頭に合わせ、あごひもをきちんと締める |
| 大きな衝撃を受けた後 | 外観に異常がなくても使用しない(交換する) |
問題:保護帽は、大きな衝撃を受けた場合でも、外観に異常がなければ使用できる。
〇か×か。
答え:×
一度でも大きな衝撃を受けた保護帽は、外観に異常がなくても使用せず、交換します。内部の性能が低下し、次の衝撃で頭部を守れないおそれがあるためです。
問題:保護帽は、あごひもをきちんと締め、ヘッドバンドを頭の大きさに合わせて調整して使用する。
〇か×か。
答え:〇
あごひもを締め、ヘッドバンドを頭に合わせて調整することで、保護帽が正しい位置に保たれ、衝撃時に頭部を守れます。
出典・参考資料
※ 問題文は転載していません。保護帽の使用ルールは上記の取扱説明で照合しています(この記事の確認日時点)。
※ この記事の確認日:2026年7月
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